引っ越しの際、退去時の掃除をどこまでやるべきか悩むことってありますよね。
実際、敷金の返還や次の住人への引き渡しに影響するため、丁寧に進めておきたいところです。
物件管理会社やオーナーに良い印象を与えるためにも、掃除をきちんとやっておくと安心です。
この記事では、退去時の掃除で押さえるべきポイントや、プロに頼むべき場合のメリットなどを分かりやすくご紹介します。
目次
退去時の掃除が必要な理由
退去時の掃除が大切な理由の一つが、敷金の返還に直結する「原状回復」の義務です。原状回復とは、引っ越し前の状態に部屋を戻すことを指します。
もちろん、普通の使用による経年劣化は問題ありませんが、汚れや破損をそのままにしておくと、敷金からその分が引かれてしまうかもしれません。
また、次に入居する方のためにも、気持ちよく住めるように配慮が必要です。
さらに、物件管理会社やオーナーに対しても、掃除が行き届いていると信頼感が高まり、後々のトラブル回避につながります。
掃除をしっかりすることで、退去後もスムーズに進めることができますよ。
どこまで掃除すればいい？
では、具体的に「どこまで掃除すればいいの？」ということですが、一般的には、床や窓、キッチン、バスルーム、トイレといった主要な場所をしっかり掃除するのが基本です。
でも、管理会社が求める基準はもっと厳しいことも。特に細かい部分や、手の届きにくい場所もチェックされることがあります。
自分で掃除をするのも良いですが、プロの掃除サービスを利用すれば、より徹底的に、しかも短時間でキレイにしてもらえるのが大きな違いです。
掃除チェックリスト
キッチン
必要な掃除道具：掃除機、洗剤、スポンジ、布巾、ブラシ、ペーパータオル、ゴミ袋
キッチンは油汚れや食べ物のカスが溜まりやすい場所です。まずはレンジフードや換気扇をしっかり掃除することが大切です。
洗剤とスポンジを使って、こびりついた汚れを落としましょう。シンクと排水口も忘れずに、しっかり洗浄しておきましょう。
布巾やペーパータオルを使って、水分を拭き取ります。冷蔵庫の下や後ろに溜まったホコリも掃除機で取り除き、全体的にピカピカの状態に仕上げましょう。
バスルーム・トイレ
必要な掃除道具：バス用洗剤、トイレ用洗剤、スポンジ、ブラシ、スクイージー、タオル、消臭スプレー
バスルームとトイレは水垢やカビが目立ちやすい場所です。バス用洗剤とスポンジを使って、鏡やシャワーヘッドの水垢をしっかり取り除き、浴槽や排水口もぬめりや汚れを掃除しましょう。
トイレはトイレ用洗剤とブラシを使って便器の内側や便座、床までしっかりと拭き上げ、消臭スプレーも使って清潔感を保ちます。スクイージーで水分を拭き取り、タオルで乾拭きしておくと良いです。
リビング・ベッドルーム
必要な掃除道具：掃除機、フローリング用モップ、ダスター、カーテンクリーナー、布巾
リビングやベッドルームはホコリや汚れが溜まりがちです。掃除機を使って床や壁際のホコリをしっかり取り除きましょう。
ベッドやソファの下も見逃さずに掃除し、きれいな状態で次の住人に引き渡しましょう。フローリング用モップで仕上げるとさらに良いです。
玄関・廊下
必要な掃除道具：掃除機、玄関マット用洗剤、布巾、モップ、バケツ
玄関や廊下は、外からのホコリや泥が入りやすい場所です。玄関、玄関ドアや靴箱の中もしっかり拭き掃除を行いましょう。
布巾や掃除機でドアや靴箱の汚れを取り除き、モップとバケツで廊下の床も拭き掃除しておきます。
廊下の壁や床も、汚れや傷が目立たないように掃除しておくと良いです。玄関は第一印象を左右する場所なので、特にきれいにしておきたいところです。
ベランダ・バルコニー
必要な掃除道具：掃除機、デッキブラシ、ホース、バケツ、スポンジ
ベランダやバルコニーは意外と汚れが溜まりやすい場所です。デッキブラシとホースを使って、床にたまったゴミやホコリを掃き出し、水で洗い流してきれいにしましょう。
エアコンの室外機や窓ガラスもスポンジと水で拭いておくと、見栄えが良くなります。
最後に、手すりや壁面の汚れも拭き取って、清潔感のある状態に整えておきましょう。
時間がない場合のプロの掃除サービス利用のメリット
「時間がない！」という時に便利なのが、プロの掃除サービスです。
自分で掃除をするとなると、何時間もかかってしまいますが、プロに任せればその労力を一気に節約できます。
また、プロの手にかかれば見落としがちな汚れもきれいにしてもらえるので、安心感も違います。
費用は物件の広さや掃除の範囲によりますが、数万円程度が相場。依頼はネットや電話で簡単にできるので、引っ越し前に一度相談してみると良いでしょう。
掃除後にやっておくべきこと
掃除を終えたあとにやっておきたいのが最終チェックです。意外と見落としがちな部分もあるので、例えばドアの取っ手やコンセント周りなど、もう一度確認しておくと安心。
次に、物件管理会社の担当者と一緒に部屋の状態を最終確認しましょう。この時にトラブルを避けるため、修繕箇所などがあればしっかり話し合っておくのがおすすめ。
最後に、部屋の様子を写真に撮影しておくと、万が一のトラブル時にも証拠として役立ちます。
まとめ
引っ越しの際の掃除は、退去手続きの中でも重要なステップです。
この記事で紹介したポイントを活用することで、退去時に不安のないスムーズな引っ越しを実現することができます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
